こつぶの「なんで?」
こつぶねえ、カイ父さん! 前に、浄水場では砂を使って水をきれいにするって教えてくれたよね。それなのに、どうしてまだ消毒するの?
まずは、かんたんに説明



砂でろ過すると、にごりといっしょに、病気のもとになる細菌なども取りのぞけるんだ。でも、ろ過を通り抜けてしまうものもあるんだよ。水がすきとおっていても、目に見えない病気のもとが残っていることがあるんだ。だから、塩素を使って消毒するんだよ。しかも、塩素にはもうひとつ大切な役割があるんだ。
図で見てみよう



塩素って、じゃぐちまで残っているの?



そうだよ。水道管の中でも消毒の効果を保てるようにしているんだ。でも、塩素は時間がたつと少しずつ減っていくから、そのことも考えて管理しているんだよ。
大人も「なるほど!」
水道の消毒は、浄水場だけで終わらない。
水道水は、浄水場から長い水道管を通って家庭に届く。その間も消毒の効果を保つために、水の中には少しの塩素が残されている。
この塩素を、残留塩素というんだ。
日本の水道では、原則として、家庭のじゃぐちで遊離残留塩素を0.1mg/L以上保つように決められているよ。
だから水道局では、浄水場で塩素を加えるだけでなく、家庭まで届く間にどれくらい減るのかも考えて管理しているんだ。
でも、塩素にも苦手な相手がいる。
例えば、「クリプトスポリジウム」という小さな生き物は、ふつうの塩素消毒では十分に対処できないんだ。
こうしたものは、適切なろ過で取りのぞくなど、別の方法で対策するんだよ。第2回で学んだ浄水場の工夫には、こうした役割もあるんだ。
水道の安全は、いくつもの工夫を組み合わせて守られているんだね。
こつぶの確認クイズ
第1問 砂でろ過したあとも消毒するのは、どうして?
① ろ過した水をもっとすきとおらせるため
② ろ過を通り抜けた病気のもとに対処するため
③ 水道水のにおいをなくすため
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正解は②。 砂でろ過すると、細菌などもある程度取りのぞけるけれど、すべてを取りのぞけるわけではないんだ。だから、消毒も必要なんだよ。
第2問 水道の水に塩素を少し残しておくのは、どうして?
① 水道管の中でも消毒の効果を保つため
② 水道管がさびるのを防ぐため
③ 水に残ったにごりを沈めるため
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正解は①。 水道の消毒は、浄水場だけで終わりじゃない。家庭のじゃぐちまで消毒の効果を保つことが大切なんだ。
だれかに教えたくなるまとめ
今日のたんけんでわかったこと
- 砂でろ過しても、通り抜けてしまう細菌などがいる。
- 塩素を使って水を消毒し、病気のもとになる細菌やウイルスなどに対処する。
- 水道管の中でも消毒の効果を保ち、家庭のじゃぐちまで水の安全を守る。
今度だれかに、水道の水をどうして消毒するのか、教えてみよう!
次に読む記事
消毒とは別に、にごりを取りのぞく工夫も大切なんだ。次は、小さなにごりを集めて大きくする理由を、こつぶといっしょにたんけんしよう!
これまでのたんけんを振り返ろう!

